【SBI証券】注文方法を拡充!【OCO、IFD、IFDOCO】
SBI証券が国内株式の取引を大幅に拡充しました。
新たにリリースされたのは
・OCO注文
・IFD注文
・IFDOCO注文
となります。
既にFXで裁量取引をやっている方にはお馴染みの注文方式が国内株式でもできるようになりました。
紹介動画(YOUTUBE)
1.OCO注文とは(オーシーオー注文)
OCO注文とは保有している株式(FXにおいてはポジション)に於いて、利益確定の指値注文と損切の逆指値を同時に指示する方法です。
上記の例ですと、有る銘柄を9000円で購入後、現在地の9400円まで値上がりした状態です。
この時にOCO注文を行い、利益確定に9500円の指値、損切り用に8900円の逆指値をセットします。
その為、現時点より株が値上がりすれば9500円で利益確定され+500円の収益、逆に下落した場合は8900円で損切りされ-100円の損失となります。
利益は追いかけたいけど、リスクも抑えたいというときに便利な注文方法になります。
SBI証券のOCO注文は訂正型となりますので、OCO注文当初は利益確定用の指値注文のみ市場へ発注しますが、損切ラインの8900円まで株価が下落した際に、市場に出ていた利益確定用の指値注文が損切用の逆指値注文へ訂正されるタイプになります。
注意点としては注文自体が成立しない場合においては、通常の指値注文や逆指値注文と同じですので、流動性の低い銘柄やネタを沢山抱えている銘柄は今まで通り注意が必要です。
2.IFD注文とは(イフダン注文)
IFD注文とは、これから買い注文を出す際に、株を買いたい買付注文とその後の売り抜けたい売却注文を同時に指示する注文方法です。
上記の場合、目をつけていた銘柄が8700円として、株価が9000円まで上昇したら買い付けて、そのまま上昇して9500円になったら売りたいといった場合に、このIFD注文を使用することで、買いの逆指値注文9000円と売りの指値注文9500円をIFD注文として市場に発注します。
正確には最初の逆指値注文が市場へ発注され、買いが約定した際に追っかけで売り注文が市場へ発注されます。
先ほどのOCO注文も、このIFD注文も日中仕事などで相場を見ることが難しいときに重宝します。
この注文法の注意点は株価が9000円に達し買い注文が約定しても、その後9500円に届かなかった場合や、反対に下落していった場合には地震で再度売り注文を出す必要があります。
3.IFDOCO注文とは(イフダンオーシーオー注文)
IFDOCO注文とはOCO注文とIFD注文の2種の注文を組み合わせたもので、これから買おうとする銘柄について、買い注文+利益確定用の売り注文&損切用の売り注文を合わせて指示する注文方法です。
この場合、現在9500円の株に対し、まず9000円の指値注文が市場に発注されます。
体よく株価が下落し9000円に達した際に買いの指値注文が約定し、続いて利益確定用の売り注文が発注されます。
上手く株価が上昇すれば9500円で指値注文が約定し+500円の利益になり、逆に9000円で買ったはいいものの、株価がそのまま下落した場合、株価が8700に達した時点で9500円の指値注文が訂正され、損切用の逆指値注文(8700円)へ置き換わります。
既に保有している株の場合はOCO注文のみ、新規で買い付けそのままホールドする場合はIFD注文のみで問題はありませんが、現在所持していない銘柄で売買による利益を求める場合にはこのIFDOCO注文が有効です。
だってサラリーマンとかの場合は、運よくIFDで購入できたとしても、日中は売り注文も出せない上に、価格が乱高下してたら気になって仕方がないですしね。
そうでなくとも、旅行中や諸事情で売買指示が出せないor出しにくいときには重宝します。
数年間レンジを繰り返している銘柄のの値動きを週足や月足でサーチして、下限付近で買い&上限付近で利益確定、新安値更新で損切り といった注文を無期限で出すのも面白いかもしれませんねw
IFDOCO(買う→利益確定or損切)→再度IFDOCO(買う→利益確定or損切)のループができるかもしれません。
実際イオンなんてここ最近の2000円突破までは1300~1600を半期決算ごとにループしてたので命令一つ飛ばすだけで100株保有で半年ごとに2万円近い利益を生んでくれてることになりますね・・・手動でもやっておけばよかったですねw