テーマ株の積立投資なんて崖の上で目隠ししたままバク転する様なもの
私もずっとやっているわけでもなんでもないので強くは言えないのですが、
そんな感じに思ってます。
はじめに、
何でこんな記事を上げようとしたのかについては、たまたま本屋とインターネット広告で「テーマ株で積立」っていうようなトチ狂ったタイトルを見つけてしまったからです。
別にタイトルだけなら「ふ~ん」で済んだのですが、帯に「日中忙しいサラリーマンや家事に追われる主婦でも」と有る上に極めつけは「少額でコツコツ!」
この3語がくっついた時点で私の中でこの本は「詐欺」認定になりましたw
積立投資法とは、
そもそも積み立て投資の一番の武器は定期的に買い続けることで購入単価を平均化できるため、相場からそこまで単価からの損(益)が発生しにくいのに加え配当等は積み立てた分だけ増えていくので良い事尽くめの様に見えます。確かにその時点では間違っては無いんですが、買い続ける銘柄や買い方によっては結果が綺麗にひっくり返ります。
テーマ株の積立
テーマ株自体の購入は別に否定しません。
ただ気になるのは
「ソレ、①いつ頃テーマになって、貴方が知ったのは②いつ頃で、③いつ頃までテーマなんですか?」
と言うところですね。
①では、これから投資を始めてみよう!と言う客層が知る頃には100%叩き売りのシーズンです。バナナで言えば真っ黒になって地面に落ちる寸前です。
買ったら落ちます(機関投資家や専業投資家が売るので)。
②まで進んで①との差が少なければまだ購入しても株価上昇の恩恵を受けることができるかもしれません。
が、そんなに網目を張り巡らせていては本業に支障が出ると思いますし、そもそも疲れますよ?
③まで把握して動いていたら普通に立派な専業投資家だと思います。
会社言ってる私には無理です。そもそも疲れるのでやろうという気力すら湧きません。
その上テーマなんて謳い文句が付いている時点で「賞味期限アリ」と書かれている様なものなんです。
性質上「テーマ前から仕込んでおく(ひっそりと積立)」か「初動で一気にホールドしておく」その上で、ある程度利益が見えたら、利益確定祭り(値崩れ)が始まる前にさっさと逃げるしかないんです。
明らかに投資初心者ができるような行為じゃないんです。
じゃぁどんな銘柄が?
となると、いくつかチェック項目を自分で設定するしかないと思ってます。
簡単な基準は、
1)配当が有り、それも維持、または増配に意欲的に減配を(滅多に)しない
2)景気やテーマで特段変化しない
3)企業規模がデカい
くらいで良いんじゃないかと思ってます。
理由としては、
1)は減配されたら積立の旨味が消えますし、そもそも一時的な業績の変化で頻繁に減配するような企業は、その後も減配リスクが高いので復配しても安心・・・とはいかないものですし、そもそもアメリカ等ではイチイチ減配してたら経営者はボンクラの烙印をおされます。日本は株主道連れ主義が多いですから・・・
2)は景気で左右されない銘柄は基本的にないでしょうが、景気一つで右往左往するような企業はストレスの発生源でしかないです。「いつ買えば&いつ売れば」ばかりが気になってハゲます。頭ならスキンにしたらいいんでしょうけど眉毛だったら一大事ですよ。ピッコロさんの仲間入りです。
テーマなんてのは少額&長期で積立てる場合は論外です100億%賞味期限が切れます。
3)が資本規模がデカい≒地盤が固い(完全イコールじゃないので≒ですが)傾向にあるので多少外部的なイベントでダメージを喰らっても立ち直る力を持っていることが多いです。今まさにグングン株価は伸びてるけど、要人の発言で何度も骨折する様なチャートを描く企業は怖いです。・・・毎度完璧に立ち直ってるなら骨折時は良い買い場なので良いんですけど。。。含み損の素敵な赤文字を見ると慣れない人はストレスたまりますよ?
最後に、
冒頭でも書いてますが、私も投資家初心者の部類です。
ぶっちゃけ積立系に手を出したのもごくごく直近です(だってまだ2か月目)。
ですので3~5年後くらいに(私がまだ生き残っていたら)検証しなおしてみるのも良いかも知れませんね。